遺産分割調停の注意点と調停の流れ

category01

遺産分割調停は、遺産分割について争いが生じた場合に家庭裁判所で行われる調停を言います。

この調停は、その遺産分割について相続人や遺言書の有無および有効性の確認、対象となる相続財産の範囲およびその評価額、特別受益や寄与分など法定相続分の確認をした上で、確定した相続財産を相続人や遺贈により財産を取得した人(受遺者)、相続人から相続する権利を譲り受けた人(相続分譲受人)で分割するものです。


つまり、遺産分割調停では相続財産の分割についての協議を行う事になります。

そのため、相続人とされる配偶者や養子を無効とする人事訴訟や、遺言書の無効を求める訴訟、遺留分を請求する遺留減殺請求の調停、無断で処分された財産に対する不当利得返還請求訴訟などについては、遺産分割調停の範囲外となります。
なお、裁判や調停などにより、それぞれの事案の解決をした後に遺産分割調停を行います。



この調停の流れは、まず、申立書に戸籍謄本などの必要書類と収入印紙を添えて、申立人の住所地を管轄する家庭裁判所または当事者が合意した家庭裁判所に提出します。



調停は家庭裁判所の調停室で行われ、それぞれの相続人等が順番に入室し、主張や意見を述べます。

ビジネスジャーナルの専門サイトのココです。

この時、裁判官や調停委員は、中立な立場でそれを聞いた上で、必要な助言、提案、調整を行い、合意ができるように協議を進めます。

そして、それぞれの相続人等が遺産分割に合意した場合は調停調書が作成され、合意できなかった場合は遺産分割審判へ自動的に移行し、家庭裁判所の審判を受けます。


学びたい知識

category02

遺産分割調停とは、遺産分割について家庭裁判所で協議を行い、解決を図る制度を言います。遺産分割調停は、あくまで被相続人が残した遺産を、どの相続人が、どれだけ取得するかの話し合いであるため、例えば、有効とされる遺言がある、遺言が有効がどうか疑問がある、遺産分割協議書がある、遺留分の請求する、勝手に処分した遺産を賠償を請求するといった主張については、遺産分割調停で行うものではありません。...

subpage

納得の知識

category02

遺産分割調停は、被相続人の遺産とその分割について、家事審判官(裁判官)と調停委員が、それぞれの相続人の主張を中立公正な立場で確認し、それらの主張の調整や助言、解決策の提案をする事で、円満な解決を図る手続きを言います。そのため、被相続人の有効な遺言が存在する場合はその内容が優先されますし、それが遺留分を侵害している場合や、遺言または既に行われた遺産分割協議の有効性の確認、他の相続人に無断で処分された遺産についての請求などは、遺産分割調停ではできず、それらを決める調停や裁判を別途行う必要があります。...

subpage

法律の事柄

category03

遺産分割調停は、遺産分割協議で合意に至らなかった場合、家庭裁判所で話し合うことです。亡くなった方が遺言書などを残されていない場合、遺産の分割について相続人で話し合う必要があります。...

subpage

納得の真実

category04

遺産分割は、相続の中でも特に重要な手続きの一つでありますが、分割が困難な遺産があったり、生前贈与等に起因する特別受益、あるいは事業の補佐や介護等による寄与分を主張するなどした場合は、相続人同士の協議では解決しない事が多々あります。そうした場合に行われる手続きが遺産分割調停であり、これは被相続人の遺産分割について、裁判官と調停委員などが公正な立場でそれぞれの相続人の主張を聞き、調整あるいは解決策の提示などによって円満な解決を促す手続きを指します。...

subpage